本日は人生についての本の紹介です。『LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略』という本を読みました。「2」ということは、以前には「1」もありました。
前のブログに「1」が書いてありますので、よろしければお読みください。
ただいま、上記のブログを読んでみましたが、自分の文章力のなさが目立ったので、リライトをしようかと思います笑
ただ、本に書いてあること自体は非常に大切なことなので、改めてブログを残しておいてよかったなと感じました。
さて、本の内容にはいります。
本書は、大まかに言うと人生100年時代の人生設計の本です。著者はその人生設計には 物語・探索・関係の3つのことが大切であると述べています。
具体的には、一貫性があって前向きな人生の物語を紡ぎ出すこと、探索と実験と学習をおこなうこと、そして、ほかの人たちとの関係を構築・維持することを助ける必要がある。
『LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略』より
その3つの視点にの具体的事例に関しては、本書をお読みいただけたらと思います。
今回は、自分の人生設計を行ううえで私が大切だと思った3点について以下に述べます。みなさんの参考になれば幸いです。
1好奇心の必要性
ジーノの研究によれば、人々が不確実な未来と厳しい外的環境に素早く対処するうえでは、好奇心の果たす役割が大きいという。好奇心の強い人は創造的な解決策に到達しやすく、(これはきわめて重要な点だが)型にはまった思考や誤った思い込みに陥る可能性が比較的小さいのである。
『LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略』
なぜか、最近読む本には「好奇心」と言う言葉がよく出てきます。やはり、これからの生き方・あり方には「好奇心」が必要なのだと改めて感じました。
上記の引用にある通り、好奇心が強い人は何にでも興味が持てるため、様々な角度から思考することができると考えます。そこで、組織の中でも枠にはまりすぎることなく柔軟に思考することができるのだと思います。
私もひょっとしたら、職場の組織の中では浮いてしまっているかもしれませんが、様々なアプローチで仕事の問題点などを考えています。
それはやはり「好奇心」の高さが関係しているなとこの本を読んで特に感じています。それに、私の強みは「行動力」なので、「好奇心」✖️「行動力」は非常に強い武器になるのではないかと考えています。
2何歳でも学び続ける
人間の脳に可塑性が備わっているというだけではなく、年齢を重ねるとともに強まるタイプの知能もあるのだ。「結晶性知能」と呼ばれるものがそうだ。結晶性知能とは、時間をかけて蓄積されていく情報や知識、知恵、戦略のこと。その点で「流動性知能」(情報の処理、記憶の保持、演繹的推論を行う能力)と異なる。
『LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略』
この引用部分を読んで、年を重ねていくことを前向きに捉えられるようになりました。上記のように、若いうちは記憶力が高かったり、情報処理が速かったりする流動性知能が有利になります。
私も今はまだこれらの能力が高いと感じているので、これらの能力に頼って仕事をしています。ただ、これらの能力は加齢につれて弱まっていく傾向があるとのことなので、そのことは頭にいれておかないといけません。
そうしなければ、年をとるごとに自分の能力が弱まっていき、だんだんと生きる活力が弱まる気がします。「流動性知能」→「結晶性知能」これを意識していくことが重要だと考えます。
年をとるごとに、知識や知恵、戦略などが結晶のように形作られる、それを生かさない手ははいでしょう。そのためにも学び続けると言うことは非常に重要ですね。
また、引用のはじめにあるように「脳は可塑性が備わっている」ということが研究で明らかになったそうです。脳の可塑性とは、脳はどんなに年老いても新しいことを学べば新たなネットワークができると言うことです。
要は、何歳になっても学びさえすれば新たな知識や技能を身につけられるということです。これは、今後の高齢化社会に対して非常に良いニュースなのではないでしょうか。
ぜひ、今からでも自分が興味のあること、スキルを学んでいきましょう。ちなみに、50代では共感能力が高まるそうです。一つのイメージとして、50代でキャリアや人生のコーチングを職業とするのもアリかなと思っています。
3新たな教育観
現在の教育は概して、知識が不足している状態を前提にしている。そのため、知識を伝授し、生徒がそれをどの程度記憶できているかをテストすることが教員の役割になる。
(中略)その結果、学習の方法と内容にも大きな変化が必要とされている。私たちは、知識の獲得を目指す「生徒」から、スキルとそれを実地に適用する能力の獲得を目指す「学習者」へと転換しなくてはならない。
テクノロジーは急速に進歩し続けている。しかも、人々は長い職業人生を送らなくてはならない。このような時代には、学び方と発見の仕方(そして、過去に学んだことを忘れる方法)を身につけることの重要性が大きくなる。
『LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略』
「学び方を学ぶ」これは非常に大切ですよね。今までブログで何度も書いてきましたが、現状の学校教育では「知識の伝授」に重きを置きすぎています。
教師から児童生徒に一方的に知識が与えらていきますが、社会にでると自分で学ばなくてはならなくなります。このギャップの私も苦しみました。
正解のない問題に立ち向かう方法は、現状の教育のカリキュラムだと非常に割合が少ないです。また、このことに危機感を持っている教員がどのくらいいるかということも問題です。
学校のと言う組織は、割と保守的で閉鎖的な環境のため、実際の社会とのギャップがあって当たり前なのかもしれません。その中で、私は新しい時代に立ち向かえるようにしていきたいです。
ワンピースの例えで言うと、新時代の到来を恐れている海賊にはならずに、それを若い世代と立ち向かっていくシャンクスのような存在になりたいですね。
ワンピースがわからない方はぜひお読みください笑
以上が、『LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略』で新時代の到来に備えるになります。
最後までお読みいただきありがとうございました。