『運動脳』読んで、走るモチベーションが爆上がりした話

どうも。今日は非常にいい本を紹介する。テーマは「運動」

体を動かすことにどんだけメリットがあるかということである。この本は、「スマホ脳」の著者が書いた本であり、この本もまたおすすめである。ぜひ、下記のブログも読んで欲しい。

「スマホ脳」を読んで行動したい3つのこと

さて、今回は「運動脳」である。具体的に運動するとどのようないいことがあるのかを3点にまとめてお伝えする。参考になれば幸いである。

1運動と集中力とADHD

被験者となった子どもたちはみな過活動で、ADHDの可能性が高いと診断されていた。子どもたちは8週にわたって、授業が始まる前に普段とはいささか勝手が違う遊びに興じることになった。息が上がり、心拍数を増やすことを目安にした遊びである。(中略)

3分の2を超える子どもに集中力の改善が見られたという。特に際立っていたのは、「行動の抑制」と呼ばれる力が改善されたことだ。

『運動脳』より

まずは、集中力を高めるという効果だ。心拍数の上がる運動を行うことで、ADHDの子どもの集中力に改善が見られたそうだ。これはすごい。

ただ、普段の授業がいかに椅子に座りっぱなしで授業しているか。体育の時間はあるものの、1時間ずっと座っていると言うことは、多動の子にとっては苦痛でしかない。

ただ、マラソンをしまくるのではなく、朝にさまざまな運動に取り組むことで楽しみながら集中して学習ができるのではないか。

また、ADHDの児童は探検家の遺伝子を持っているという。

いわば「探検家の遺伝子」である。人類は東アフリカを発祥の地とし、10万年かけて地球上に徐々に広がっていった。新たな環境を求めて未知の世界を探し出そうとするのは私たち人類の根本的な特性であり、生存に欠かせない行動であった。この潜在的な探究の精神こそが、今私たちがADHDと呼ぶ人々のなかにあるものなのだ。

『運動脳』より

つまりは、狩猟採取時代においては、ADHDの遺伝子を持つ人間の方が生存確率が高かった。常に体を動かすことにより、危険を察知できる能力が高かったからであろう。

座ってぼーっとしていると、最悪死んでいるかもしれない。農耕牧畜が始まってからは、人は定住するようになり、危険を常に察知する必要は無くなった。

だけれども、「探検家の遺伝子」は危機察知だけではなく、文字通り探検して新たな価値を発見することのできる重要な遺伝子なのではないか。

だからこそ環境調整が非常に大切な要素になってくる。適切に運動し、集中できる環境にすることで ADHDの良さを活かせるのではないかと思う。

かく言う私も、グラデーションはあるにしてもADHDの遺伝子はあるように思える。常に興味の対象がコロコロ変わり、なかなか深く学ぶことが苦手だからである。

だからこそ、深く学びたい時には、ランニングなどを行うことで環境調整ができるのではないかと思った。だから、私ははしる。

2アイデアと運動

次は、アイデアと運動。あの村上春樹が例に取り上げられている。私も村上春樹の「走ること」のエッセイを読んで感銘を受けたうちの一人だ。

『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで、走るモチベーションが高まった話

運動は、発散的思考や収束的思考に役立つばかりではなく、地道に努力するための気力を養うことにも役立つ。運動によって肉体的、精神的に強くなれば、根気強く仕事が続けられる。

運動脳』より

運動が創造を助けてくれる。これは非常にわかる。私も、ランニングをすると頭がスッキリと感じることがある。ごちゃごちゃした頭の中身を掃除してくれるような感じだ。

だってあの村上春樹がランニングを習慣にしているのだから間違いない。努力するための粘り強さを養うためにはランニングは最適である。

この前、ハーフマラソンに参加した。正直めちゃくちゃ辛かった。もともと、ランニングというか長距離を走るのは、大嫌いである。

そんな中走ることができたのは、やはり一緒に参加した職場の仲間のおかげである。17キロ位で膝が痛み出し、本当にボロボロになりながらのゴールであった。

今はまだ走りたいとは全く思わないが、10キロくらいなら習慣にできそうな気がする。

3学力と運動

「子どもが潜在的な能力を存分に発揮するには、身体を活発に動かさなくてはならない」

ここで念を押すが、どのような運動を選ぶかは大人と同じく大した問題ではない。ランニング、遊び、テニスやサッカーの試合ーどんなものでも同じように効果があると考えられている。ポイントは「心拍数を増やすこと」。だが何より大切なのは、何をして身体を動かすかだけではなく、とにかく身体を動かすことだ。

『運動脳』より

学力と運動にも相関があるようだ。この本の良いところは、全てデータに基づく結果であるということだ。運動の種類はなんでもいいのだ。「心拍数」これのみである。

私の学校でも、朝に楽しく運動に取り組むことができる時間を取り入れていこうと思った。

以上が、『運動脳』読んで、走るモチベーションが爆上がりした話である。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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