『うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話』から小商いを知る。

昨日、ちゃんちき堂さんという、うつ病になって行商を始めた久保田さんという方のお話を聞きにいきました。

このお話がすごくよく、私が今教育や起業にむけて考えていることと異常にシンクロしたので感動しきりの2時間でした。

今回のブログは、前半にそのお話の内容、後半に本の内容という豪華二部構成で行きたいなと思っとります。どうかお付き合いください。

第一部:うつ病の話

はじめにうつ病のはなし。私には、そこまで関係ないかと思いきや、意外と近くにいるんだなと思いました。久保田さんもはじめはめちゃポジティブ人間だったそう。

私も基本的にはポジティブ人間なのですが、ふとした人間関係でうつ病になる可能性があるんだなと思いました。本当に身近にありますね。

うつ病の難しいところが、自分でうつ病だとわかりにくいところ。ただただ気分が落ち込み続けるってことはふつうにありますよね。ネガティブ思考になる時もある。

そんな時、自分がうつ病なんだとおもうでしょうか。病気だと認めたくない自分もいるし、まわりのみんなも頑張ってるからやらなきゃという気持ちもあるかもしれません。

特に、日曜日に「明日仕事にいきたくないなあ」とふと思うことがありますが、そんなんみんなそうだろ!って感じもします。

ちなみに久保田さんは、はじめに不眠の症状が出て、その後に微熱が出たそうです。体の不調が出て初めて病院に行く。まあそうなるなと思います。

久保田さんはうつ病の方との関わり方も教えていただきました。ポイントは2つ。

「うつ病の人は他人のエネルギーをすごく持っていくようなので、ある程度の距離を取ること」

「家族以外にも気にしてくれる人がいるといい」

うつ病ののことを改めて知ることができ、自分の心を大切にしていこうと思いました。

第二部:小商いの話

うつ病になった久保田さんは、少しずつできる範囲でできる「小商い」実践していきます。久保田さんは小商いの社会参加への癒し効果は素晴らしいとおっしゃっていました。

小商い自体は久保田さんの特許でもなんでもなくよく使われている言葉でもあります。ここでいう小商いは、生活費全部を賄うこと、金額で言うと20万くらい稼ぐことだそうです。

また、マーケティングが非常に重要だともおっしゃっていました。

マーケティングとは、

「仕入れ」→「生産」→「販売」+やりたいこと以外何もしなくても商品が売れることだそうです。

これを達成するために、まずは自分のお店を定義すること。

・何が自分の店の「コア」なのか❓(自分が売るものは結構イケてるのか)

・どんな人がターゲットなのか❓(ペット好きとか)

・ターゲットの中で、お店の商品を買う人のグラデーションを考える

・グラデーションのなかで「商品を買ったことがある」「たまに買う」「ファン」この三つで月1000を目指していく。

そんな流れです。

もう一つお話の中で大切だと思ったことは「いくつかの小商いのチャンネルを作ること」

久保田さんは、「シフォンケーキを売る」ということを5つのチャンネルで行っています。

具体的には、「通販」「行商」「ひみつ工場(実店舗)」「レンタルカフェ」「イベント出店」です。

こうして、複数のチャンネルがあることによって、コロナ禍にも対応できる強さを持つことができます。これはお話を聞いてなるほどなと感じた部分です。

また、コア商品を作るためには、ストーリー作りが必要です。久保田さんのシフォンケーキには、「うつ病」「ひみつ」「行商」「ペット」「まちづくり」などさまざまなストーリーがあります。

味ももちろん美味しいですが、お客さんもこのようなストーリーを求めて商品を買っているのです。

私もとりあえずは、ストーリー作り、妄想を楽しんでいきます。

第三部:障害の話

この話は最後にちょろっとされていましたが、個人的にはすごく刺さりました。

日本の定義だと障害は本人の内にあるものだそうです。

久保田さんから言うと、社会参加に「障害」を感じている人を障害者と呼ぶそうです。

確かに、障害を作り出しているのは、社会の側かもしれません。近年、発達障害の子どもや大人が増えています。

これは、別の見方をすると社会の求めるニーズが増大したからこそ、社会の枠から外れてしまう発達障害が増えたのではないかとお話ししていました。

教育現場でも同じことを感じました。学校という枠から外れてしまう子は発達障害なのではないかみたいな偏見は今だにあるんじゃあないかと感じています。

「障害」と「健常」を分けないようにしていきたいともお話しをされていましたが、ここも同意します。学校で言うと、通常級と特別支援学級に障害によって分けられているのが現状です。

教育のカリキュラム、システムが変わることによって、この壁はなくなっていくのではないかと思います。現状のシステムでは、残念ながら分けざるを得ないです。

今後は、テクノロジーが障害をなくしていくとおっしゃっていました。私もそう思います。

また、障害もを持った人に働く方法を教えていくと言ったことも大切です。「小商い」を伝えていくことも必要だし、「ヘラルボニー」と言う会社がそういったことをしているようです。

https://www.heralbony.jp/

以上が、トークショーの内容でした。非常に素晴らしい内容で、私も「小商い」を実践していきたいと強く感じました。

次に、本の内容です。私が重要だと思ったところを3点にまとめてみました。

1バッファ経営とは

価格設定に余裕をもって=これを含めてぼくはバッファ経営って言っているルールがあります。ひらたくいうとどんぶり勘定って大事ってことデス。(中略)経営における各数字を一円単位で把握しておけば、そりゃ判断の正確さが向上するかもしれません。そのかわり、かけがえのない、そして不可逆的なものを失いマス。それは経営者の「時間」と「決断力(意思力)」デス。

『うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話』

確かに、このようなどんぶり勘定は気持ちの余裕を生み出すためにはとても重要なのではないかと考えます。特に、決断力を浪費しないことで、気持ちに余白がでますね。

自分が小商いを始める際には、このどんぶり勘定を大切にしていきたいと思います。

2マーケティングの定義

ぼくの中のマーケティングっていう言葉の定義は、「宣伝やなんやらなにお金を使わなくても限りなく自動的にお客さんが向こうからやってくる仕組み作り」ということです。(中略)つまり、お客さんを選ぶっていうことで、これをぼくは「グラデーションを持った、意志あるセグメントを作る」って言っています。

まずは自分なりのセグメントを作っていくところから。

『うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話』

久保田さんもおっしゃっていましたが、特にこの「マーケティング」が小商いには重要だということです。トークショーのところにも書きましたが、自分の持ち味を生かすために、まずは自己分析からお店づくりを始めていきたいなと思いました。

3商売とは生業

でも本当は、商売とは「生業」です。自分や家族、大切な人たちの生活を支える方法です。一時的によければいいのではなく、それで生き続けていくための手段なのです。生業で生き続けていくためには、自分の商品やサービスを買ってくれる人が「一定数」、そして「常に」いてくれることが必須事項になります。それが「誰」なのか。そして、その誰かがぼくたちの生業のファンでいてくれる理由を作り続ける必要があるのです。だから、本当はマーケティングをこそ、考え続けなければいけないと思いマス。

『うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話』

自分のファンを作る。これは非常に重要です。私は、まだSNSでの発信はそこまでできていない状態です。ですが、これからはファンを増やす方向に持っていきたいなと思います。

実際にこのブログを2年近くやってきて、いまいちpvが伸び悩んでいる理由もなんとなくわかります。読み手目線よりも自分の備忘録としてこのブログを使っているからです。

今後は、読んでもらう人がより楽しめるブログにできるよう、リライトしていきます。

どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

以上が、『うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話』から小商いを知る。になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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