今を生きる子どもに大切なもの

『学力テストで測れない非認知能力が子どもを伸ばす』という本を読みました。

結論から言うと、今を生きる子どもたちにとって大切なものは環境だと思います。子供達を取り巻く環境、特に周りの大人によって子どもが変化するのだなとこの本を読んで改めて考えました。

この本の構成は、非認知能力の説明、子供の発達について、非認知能力の育て方、大人たちの非認知能力を育てるための実践例、大人たちも非認知能力を高めようとなっています。

非認知能力とは、タイトルの通りテストの点数では測ることができない能力のことです。例えば、コミュニケーション力や、思いやり、忍耐力、自尊感情などがこれにあたります。

私が特に共感したのは、「柔軟性」が大切であると言う部分です。

著者は、柔軟性を以下のように定義しています。

柔軟性(状況に応じて、姿勢や物事の考え方を変えられること)

『学力テストでは測れない非認知能力が子供を伸ばす』より

臨機応変に考えを変えること、とても難しいことだと思います。

特に、年齢や経験を積んでくると考えを変えることが怖くなってくるかなと。

だからこそ、大人が率先して柔軟性を持つことが大切なのかなと思いました。

著者は、「柔軟性」のことを「謙虚さ」と関連づけて説明しています。

私もこれはかなり意識しており、職場の後輩や関わっている子どもたちから学びを得ようと言う視点で関わるようにしています。

先日、ある研修で大学生向けに講師を頼まれました。私は、事前に「学生の貴重な意見をもらって、勉強させて頂きたい」と言うことを伝えました。結局その願いは叶わずでしたが、そのような気持ちの持ち方は大切だなと感じました。

職場でも、先輩から私の提案や意見のことを認めてもらえるとより意欲を持って物事に取り組めるなと感じます。

冒頭で「今を生きる子ども達に大切なもの」は環境であると述べました。

子供たちの非認知能力を高めるために、まずは私が非認知能力を高められるように学び続けていきたいと思います。

最高の環境を提供できるよう日々精進していきます!

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