1月6日 ベトナムの旅 4日目
この日は朝ゆっくり。今日は、昨年6月に見に行ったバロオクのコーヒー農園の収穫です。無農薬・化学肥料不使用の完全オーガニック農園になります。今年初めて収穫ができるとのこと。6月に農園に行った時は、まだコーヒーの実は青々としていました。今回は、熟成したワインのような深い赤色に変化していました。
そして、なんとこの時期では珍しいコーヒーの花も同時に咲いていました。コーヒーの花は、ジャスミンのような甘い香りがします。この場にいられることがどんなに幸せか、今振り返ってみても幸福感に満たされます。全細胞が喜んでいました!
私はこの風景を見られて感動しましたが、更地から始めたトイさんや農園開発に携わった黒田さん、益岡さんの喜びは次元が違うのだろうなと思います。私も6月にダックノンという広大な場所に、苗木を植えてきたので同じ体験ができると思うと今からワクワクしますー!
ダックノンも完全オーガニック農園です。8月には、黒田さんと一緒に農園の作業のお手伝いに行きました。コーヒーチェリーができるまでのプロセスもめちゃくちゃ大変です。コーヒー豆ができるまで5年程かかるそうなので、それまではお金になりませんしね。
そして、今回体験できましたがコーヒーチェリーができた後の、収穫・精製もめちゃくちゃ大変でした。最終的にできあがった製品だけを見ると、高いコーヒーだなと思ってしまいます。それがなぜ高い、いや価値があるのか。
それは、今回の栽培から精製までにおけるプロセスにあり、その中で起こっているストーリーにあるのだと思います。正直私も農園に行くまでは、精製に至る過程を字面だけしか理解していませんでした。ただ体験すると自分も当事者になるというか。解像度が違います。
なかなかベトナムに行ってツアーに参加できない人でも、実際に体験した私だから伝えられることもあると思います。コーヒーの生産者でも焙煎士でもない、第三者の立場から発信することの意義をこれから探究していきます。
今は、コーヒーのコミュニティの内側にいますが、観光客のように外側からもアプローチしていく。そうすることでコーヒーに関する客観的な情報を伝えていけるのではないでしょうか。
今後もこのスタンスで発信し続けていきます!