アドラー心理学を教育に生かす2つの視点

今日は、以前に読んだアドラー心理学を読み直し、ブログにまとめます。

読んだ本は、「嫌われる勇気」「勇気づけの教室を作る!アドラー心理学入門」

の2冊です。この2冊を読んで、私がこれから実践しようと思うことを書きます。

タイトルに教育に生かすと書きましたが、普段の生活でも活用できるものですので参考にしていただけたら幸いです。

1 相手の課題に対して、言葉がけを意識する

自分を変えることができるのは自分しかいません。

「嫌われる勇気」より

上に引用したのは、「嫌われる勇気」の中での台詞です。相手がやるべきである課題に対し、いろいろ言ってしまうのは良くないということです。

相手を変えようとして言っていることは、実は自分の利益になると言うケースがほとんどです。それが相手に見透かされるから課題をやろうとしないんですね。

例えば、子どもの宿題があります。

本来、子どもがやるべき課題なのですが、親の課題だとばかりに「早くやりなさい!」と言ってしまうことがありますよね。

それを言われると、子どもは当然宿題が嫌になってしまいます。

ですが、子どもに任せたままの放任主義もよくないと本に書かれています。

私が実践しようと思うのは、「宿題を時間を決めてするのはどう❓」や「どうすれば○時までに終わるかな❓一緒に考えようか!」などの交渉や提案のような言葉かけです。

この方法であれば、自分の利益ではなく課題解決のために一緒に考えると言うことができると考えます。

できれば、この言葉もだんだんと言う回数を減らしていきます。

そうすることで、自分で解決できたと言う実感がより高まっていくだろうと考えます。

2 ほめる・しかる以外に貢献感を育む言葉を

本には、「ほめない、しからない」ことが書いてあります。この2つは、上下関係を作ってしまうのでよくないと言っています。

ですが、全く使わないのは私は難しいと思いました。むしろ、ほめたり、しかったりすることを自分で認識することが大切です。

貢献感を育む言葉とは何か、例えば「ありがとう」「嬉しい」「助かった」などです。

子どもと相互尊敬、相互信頼の関係を築くことで、子どもが「自分は役に立つ人間だ」という貢献感を育むことができるのです。

「勇気づけの教室を作る!アドラー心理学入門」より

この本は、子どもとの関係性でしたが、仕事にも応用できる考え方ですね。

自分の仕事先の部下にもこれらの言葉を投げかけることによってお互いに信頼し合う関係を築くことができます。

「子どもだから〇〇すべき!」という発想を捨てて、一人の人間として敬意をもって接することが大切です。

そうすると、自ずと「ありがとう」「嬉しい」「助かった」という言葉が出てきます。

また、本には承認欲求のことが書いてありました。

認めてもらいたいという承認欲求ではなく、まずは自分から相手のことを認めることが大切であると2冊の本を読んで考えました。

今日から特に意識して実践してみます!

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