今日は、お金のことについて書きます。
『ビジネスエリートになるための教養としての投資』
という本を読みました。私は、今まで生きてきた中で、投資というものにあまり良い印象はありませんでした。
「ちょっと怪しいな」「騙されそう」など、同じような考えの人は多いのではないかと思います。
親にも、「お前はやめとけ笑」と言われたこともあります。
そんなみんなから嫌われている投資ですが、この本を読んで投資とは何かをじっくりと考えることができました。
「投資をすることは、生きる力に直結する」この本を読んで、ほぼ確信を持ちました。
そして、投資の考え方は仕事にも生かせるということがわかりました。私が、そのことに気づいた経緯を3つのステップでお話しします。
1投資の考え方を理解する
はじめに、投資の考え方より先に、資本主義の考え方を本書から説明します。
会社は何のためにあるのかという問いに対して、著者は以下のように述べています。
それは「社会に付加価値をつけるため」に尽きると思います。資本主義は、そのように世の中に付加価値を提供できる企業どうしを「神の見えざる手」によって競い合わせることで、より効率的に機能させる近代最大の発明です。「利己」を追求するところに「利他」が生まれるという考え方です。
『ビジネスエリートになるための教養としての投資』
日本をはじめ、ほとんどの国は資本主義社会です。資本主義社会の中で生きていくためには「投資」を実践していく必要があります。
次に、本書の流れとは違いますが、「投資」と「投機」はっきりと分けていく必要があると筆者は述べています。
「投機」とは、簡単にいうと短期間でお金を稼ぐギャンブルのようなものです。
株で言うと、デイトレードなどは「投機」にあたるそうです。知り合いにもデイトレードのような短期で株を売買している人もいます。
著者は、「投機」自体を否定しているわけではありませんが、「投資」とははっきりと区別しておいた方が良さそうです。「投機」は短期間、「投資」は長期間というイメージです。
そして、いよいよ投資について著者の言葉を引用します。
投資とは、自分が働くのではなく、投資先の人に働いてもらうことで、そこから得られた収益の一部を分配してもらうことです。
『ビジネスエリートになるための教養としての投資』
この「働いてもらう」という発想こそがとても大切なのではないかと考えます。
なぜなら、会社などに雇われて「働かされている」状態だと、お金が増えないばかりか、どんどん減っていくことがほぼ決まってしまうからです。
会社に働かされて定年まで稼げるお金は、ほぼ決まっています。そのお金で、人生100年時代を生きていくには、定年後も働き続けなければいけません。
しかし、資本主義には競争原理というものがあるため、70、80歳になって働くというのは一部の職業を除くとだいぶ厳しいです。
そのため、この「お金に働いてもらう」という状態の「投資」という考え方が重要になってくるわけです。
2投資をするための思考法を学ぶ
さて、投資をするためにはどんな考え方が必要か。
著者は、「自分なりの仮説構築・検証という思考癖」が必要であると述べています。
GoogleやYahooで検索して情報を集めるのではなく、自分なりの仮説を立ててみる、これが大切だと述べています。
私はそこから一歩進んで、自分なりの問題意識、仮説構築・検証・再構築というサイクルがとても大切だと考えます。
問題意識をもつためには、まずは本を読んだり、旅行をしたりして日本や世界の最新の動向を知ることから始めます。できれば、旅行に行って実際に体験することが大切だと感じます。
そこで感じたことが自分の経験ななるので、次の仮説検証に生きます。
投資につなげるのであれば、ここでどの企業に投資するかを考えます。その際に仮説を立ててみます。
例えば、アメリカのバイデン大統領は環境制作を進めているから、これからは環境に配慮した事業が成長するだろうです。これだけでは、仮説としては弱いので、様々な方向から仮説を立てて検証していきます。
仮説の立て方について詳しく知りたい方は、今回紹介した本を読んでいただけると幸いです。
また、不都合があれば仮説を立て直していくということも大切だと思います。このサイクルこそが、この本を読んで、投資の考え方だと私なりに考えました。
そして、この考え方は仕事にも生きると考えます。
3投資の思考を仕事に生かす
上記の思考のサイクルは、仕事でも活用できると考えます。
むしろ、仮説思考の大切さが書いてあるビジネス書はたくさんあります笑
結局のところ、仕事でこの問題意識・仮説検証というサイクルを回せている人であれば、投資がうまくいくんじゃないかと。
これも仮説ですね笑
なので、私がこれからこの仮説が正しいのかを自分で検証していきます。
まずは、職場で何となく意識している仮説思考を磨きながら、株式への長期投資をすすめていきます!