学校教育で子どもが主体性を持つために必要なたった一つのこと

今日は、教育のことについてです。

先日読んだ『思考の整理学』という本に、学校教育について以下のことが書かれていました。

ところで、学校の生徒は、先生と教科書にひっぱられて勉強する。自学自習ということばこそあるけれども、独力で知識を得るのではない。いわばグライダーのようなものだ。自力では飛び上がることはできない。

学校はグライダー人間の訓練所である。飛行機人間は作らない。

『思考の整理学』より

確かに、子どもも先生も教科書に引っ張られて学習しているなと感じます。

どうすれば学校で飛行機人間を作れるのか。

答えは簡単です。先生も飛行機人間になって作り方を教えてあげれば良いのです。

子どもが主体性を持つためには、まずは大人が主体性を持つことが一番大切だと考えます。

まずは、学校教育の大部分を占める教科書について考えてみます。

最近、娘の教科書を読んでいて色々と思うことがあります。

教科書は素晴らしいです。例えば、1年生の国語の教科書は簡単な詩から始まり、ひらがな・カタカナ・漢字へとだんだんと1年間でステップアップする様子がわかります。

物語文や説明文もバランスよく配置されていて、とてもわかりやすい内容となっています。

教科書には、指導書という1時間の指導内容が書かれた本があります。教師は、これを読んで子どもに指導していくことになります。

ここで私が大切だと思うのは、指導書を目の前にいる子どもの様子に合わせて活用していくということです。

なぜなら、指導書は自分の目の前にいる子どものために作られたわけではないからです。

指導書通りにやると、「難しすぎる」「簡単すぎる」という問題がおそらく出てくるのではないでしょうか。

当たり前ですが、大切なのは目の前いる子どもです。

学習指導要領にも指導の工夫をすることが盛り込まれているので、目の前の子どもたちに合わせて指導を展開していくことが必要だと考えます。

例えば、国語の1時間であれば、その1時間に目の前の子どもが達成すべき目標(ゴール)を決めてしまうことです。

その際、指導書を活用します。指導書の目標を目の前の子どもにとっての目標になるために思考します。

指導書の目標を目の前の子どもの目標にすることで、授業が組み立てやすくなります。

子ども目線のゴールが決まると、それに向けての作戦(手立て)が自ずと定まってきます。

このように、教師が自分で子どもの実態を考えて授業を行うことで子どもの理解力が高まります。

もしも、実態に合っていなければもう一度考え直して改善すれば良いだけです。

この授業を組み立てていた時に使った思考を、子どもにも教えてあげれば主体性を持つことができるのではないかと考えます。

課題に対して、自分の考えを持ち、作戦を練って実行し改善していく。結局PDCAサイクルのような方法になりましたが、私が実践した中ではこの方法が良いと感じました。

子どもに主体性を持たせたいのであれば、まずは大人から主体性を持ちましょう!

きっとその姿は子どもにも伝わります!

なんか熱血っぽい感じになってしまいました笑

最後まで読んでいただきありがとございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です