昨日こんな記事を書きました。
おいしいコーヒーを淹れるための手順について説明しました。
そして、去年は茶の湯にハマり、本を読んで実践してきました。
「コーヒーと抹茶って全然違うでしょ!」と思いますよね。
しかし、学んでいくとコーヒーと茶の湯には共通点が3つあることに気がつきました。
1つ、温かくて苦いこと笑
2つ、時間はかかるが、とてもおいしくなる。
3つ、相手のために淹れる・点てることが楽しい。
一つずつ掘り下げていきます。
1つ、温かくて苦い
「なんじゃそりゃ!」とツッコミが入りそうな気がしますが、私はとても大切な共通点だと考えます。
なぜか❓温かさと苦さがネガティブな気持ちに寄り添ってくれるからです。
コーヒーの苦さについては以前に記事に書きました。
その記事に、コーヒーの苦味がネガティブな気持ちに寄り添うといったことを書きました。
その記事には書いていないのですが、温かいということも大切な要素だと気づきました。
アイスコーヒーだとちょっと違うかなと考えたからです。
抹茶はお客様にお出しするイメージがありますが、私は自分で点てて飲んでいます。抹茶も温かくて苦いので同じような効果が得られるなと感じています。
苦さの中にほんのりと甘みを感じるのも共通している点です。インド旅行に行った際には、「草の味がする!」と言われましたが笑
なので、温かくて苦いということは重要な共通点だなと考えました。
2つ、時間はかかるが、とてもおいしくなる
コーヒーを淹れる、お茶を点てるどちらも行程があります。
私が行っている行程を簡単に紹介します。
コーヒーは、豆を挽く→ペーパーフィルターでドリップする
抹茶は、茶杓で抹茶をすくう→茶筅で抹茶を点てる
どちらも10分くらいはかかりますかね。
インスタントやティーバッグなどを使えば、お湯さえあれば数分でできることです。
しかし、自分で淹れたり点てたりする方がよりおいしくなると思っています。
理由は2つ。
1つは、自分の好みの味にできるからです。
苦さをその日の気分によって調節したり、温度などもすぐ飲めるように少しぬるくしたりと「自分の今求めている味」を再現できるところが魅力です。
もう1つは、自分が淹れる・点てることに関わることで、気持ちが高揚し、期待が高まるからです。
私は、新鮮なコーヒーにお湯をかけたときのあのふくらみを見ると、テンションが異常に上がります笑
また、お茶を点てる際に、泡が程よくたって三日月のような形になると、こちらもテンションが爆上がりです笑
「これはいいものができた!」そう思って味わうとよりおいしく感じるものだと考えます。
なので、多少時間はかかりますが、これからもできる範囲で続けていきます!
3相手のために淹れる・点てることが楽しい
自分のために作っても非常においしいですが、相手のために作ることもまた楽しいなと感じています。
「おいしい」の一言があるだけで、とても嬉しくなります。
なぜ私がここまで楽しいと感じるか。相手のために淹れる・点てるということをコミュニケーションの一環だと思っているからだと考えました。
どうしたら喜んでもらえるか、相手の味の好みはなんだろうかなどを考えることが楽しいのです。
うまくいかないこともありますが、それはそれで次にも生かせますしね。
インドでお茶を点てた時も、1杯のお茶から様々な話ができました。お茶やコーヒーにはコミュニケーションをより良くする可能性を秘めているなと感じます。
お茶のコミュニケーションの1例として、石田三成の例を『日本人の心、伝えます』より引用します。
石田三成が小僧として修行中に、豊臣秀吉が突然寺を訪ね、茶を所望しました。三成が最初の茶をぬるく点てて差し上げたところ、のどが渇いて疲れていた秀吉にはなんとも言えぬ滋味でした。もう一服秀吉が所望し、三成が次に差し上げたのは、熱めのお茶で、また違った湯加減でとても甘くおいしく感じました。感心した秀吉は、小僧の三成を手元に呼び寄せ、後には武家として立ち行くようにしたという、湯加減の逸話があります。
『日本人の心、伝えます』千玄室より
私の例だと、相手にお茶やコーヒーを出す時には、器をお湯で温めます。
器の温度でお茶やコーヒーがぬるくならないようにする工夫です。自分で飲む際にはやっていません笑
以上のことから、相手の気持ちを考えて、お茶やコーヒーをお出しすることは、コミュニケーションの1環となるなと考えました。
以上が、コーヒーと茶の湯の3つの共通点でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日、1時間12分で1900字近く 構成と違うことを書いたので、時間がかかりました。