「モモ」から学ぶ、話の聞き方のコツ

最近、「モモ」という本を読んでいます。

言わずと知れた名作で、知っている方も多いと思います。

小学校の学芸会でやる劇のイメージがありますね。

そんなモモですが、まだ読み終わっていません笑

また、モモといえば時間泥棒。時間とは何か❓豊かさとは何か❓を考えるきっかけをもらえるだろうと推測しています。

しかし、序盤のモモの話の聞き方に感銘を受けたので、そのことを書きます。

「モモ」は、女の子です。年齢はわかりませんが、不思議な子です。

「モモ」には話を聞く力があります。そのことがわかる文章を引用します。

小さなモモにできたこと、それはほかでもありません、あいての話を聞くことでした。

なあんだ、そんなこと、とみなさんは言うでしょうね。話を聞くなんて、だれにだってできるじゃないかって。

でもそれはまちがいです。ほんとうに聞くことのできる人は、めったにいないものです。

そしてこの点でモモは、それこそ他には例のない素晴らしい才能をもっていたのです。

(中略)

モモに話を聞いてもらっていると、どうしてよいかわからずに思いまよっていた人は、きゅうに自分の意志がはっきりしてきます。

「モモ」より

すごくないですか笑

フィクションだからと判断するにはもったいない、学ぶべきところがあるなと考えます。

私が、モモを見習って意識したい話の聞き方を3つにまとめました。

1余計なことは言わない

当たり前のようでこれがなかなかできません。関係性にもよりますが、絶対に今日は話を聞く!と意識していても余計なことを言ってしまうことが多いです。

求められていないのにアドバイスをしたりします。逆の立場を想像すると、「余計なお世話だバカやろう!」といった感じでしょうか。

私は、よほどのことがない限りアドバイスはしないほうが良いと考えています。結局変わるためには自分が変わるしかないと思うからです。

もしアドバイスを求められたら、自分だったらと言う視点で話すようにしています。〇〇した方がいいというのはいろいろ経験した結果、やめました笑

モモのように、ただそこにたたずむだけで、新たな気づきを得られるような話の聞き方ができるように、「聞く」ということを意識し続けます。

2大げさなリアクションもいらない

「傾聴」という言葉がありますね。私は、あまり大げさなリアクションや相づちはいらないなと考えます。

確かに、親身に話を聞いているように見えますが、テクニックでやっているような感じがして逆効果になることがあるからです

変に同意したり、逆にディスったりすることもやめた方がいいです。

相手にとっては心地よいかもしれませんが、そこで満足して終わってしまうのはもったいないかと。

理想は、モモのように話をした相手が、新たな考えのきっかけを考えられたり、自分に自信をもてたりすることです。

そのためには、相手に迎合するような話の聞き方はいったんおいといて、自然な感じで話を聞いてみようと考えています。

3なるべく心理的・物理的にそばにいる(嫌がられない範囲で)

最後は、距離感の問題です。これは、相手によりけりですがなるべく近くにいた方が良いと考えます。

なぜなら、物理的な距離が近い方が話を聞いてもらっている気持ちになり、安心するからです。

また、心理的な距離感も大切です。

私が心掛けていることは相手をよく見るということです。

相手の目を見て聞くだけではなく、全体を見る感じです。

手の動きや表情を見ることで、相手の伝えたいことがよりわかる気がします。

モモも相手の目をよく見ると書いてありました。

相手をよく観察することが、話を聞くなかでも重要なことだと感じました。

以上が、私がモモから学んだ話を聞くために必要なポイント3つになります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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