「さる先生の学校ゲームチェンジ」から未来の教育を語る

今日は、教育系の記事を書きます。タイトルの通り、「さる先生の学校ゲームチェンジ」という本を読みました。

教師向けの本だと思いますが、子どもを育てている方にもぜひ読んでもらいたいと思いました。

この本を読んで、改めて自分の好奇心の向くままにやっているこのブログを続けていこうと考えました。

なぜかというと、今まで私がブログで書いてきたこととのシンクロ率が高く、「自分がやっていることは良いんだよな」と思わせてもらったからです。

今回はこの本を読んで特に共感し、未来の教育で実践していきたいことについて3つにまとめました。

1「優れ力」より「異なり力」

この考え方が、これからの教育で大切なことだと考えます。まずは、本書から「優れ力」と「異なり力」の定義について、以下に引用します。

「よりよいものを、より多く、より早く」という能力でした。その力を「優れ力」と呼ぶことにします。

「ここをこうしたら、もしかしたら何かよいモノやコトができるのではないか」という、自分だけの見方を働かせる力が必要となってきます。これが、「異なり力」です。価値創出の源泉は「自分だけのものの見方」へと変化していくのです。

「さる先生の学校ゲームチェンジ」より

「優れ力」が優位だったのは、今から30年ほど前のことだそうです。ちょうど私が生まれた頃ですね。

私が小学生の頃も、優れ力が優勢だったと思います。計算や漢字が早く正確にできることが良いんだと思っていました。

漢字テストも、「とめ・はね・はらい」までかなり細かくみられていました。「そこまでやらなくても…」と今は思いますが当時はその考えも浮かびませんでした。

そんな中、「異なり力」の事例かはどうかはわかりませんが、6年生の図工での経験をお話します。

確かテーマは、「粘土で見えないモノをつくろう」だったと思います。うろ覚えですが、みんな実体のないものを粘土で表すというところはなぜか共通認識になっていました。

私は、それをなんとか崩せないだろうかと思い、結果見えないほど小さなモノを作りました。思考にほとんどの時間をかけ制作時間は5分でした笑

当時の先生からは、「早くしろ」と言われましたが作品ができたときにはその考えを評価してくれたことは記憶に残っています。ただひねくれていたような気もしますが笑

私の体験を長々と書いてしまいましたが、今後「速さ・正確性」はAIがその役割を担うだろうと考えます。

なので、今後は我々人間にしかできないこと、つまり自分なりに物事を捉え表現する「異なり力」が必要であるということです。

また、著者は「異なり力」と関連付けて「アート思考」についても述べています。「アート思考」については以前ブログに書いたので、よろしければお読みください。

これから必要になる思考法「アート思考」

自分の子どもにも、「異なり力」を高められるように思考をより深めていきます。

2「金融教育の必要性」

お金を稼ぐことを生きる目的にしてはいけないと思いますが、生きていく上でお金はとても大切なものです。

学校教育では、お金に関しての勉強がほとんどどありません。そのことが原因で、将来不幸になってしまうことも多いのではないかと考えています。

私も、ここ1年でお金に関する本を読み、投資系YOUTUBEを参考にすることでお金の知識が身についてきました。

ブログでも、記事を書いているのでよろしければお読みください。

金持ち父さんを読んで、行動しようと思った3つのこと

長期投資をする上で大切な4つのポイント

著者のさる先生が実際に行っている「子ども証券」などの実践はとてもおもしろいと思います。ぜひ本を読んでみてください。

他には低学年からでも、お店屋さんごっこのような形でモノとお金の交換の経験をさせることは大切なのではないかと考えます。

自分でモノを作り、相手に喜んでもらうためにはどのような付加価値をつけたら良いだろうかと思考するになるからです。

その思考を通して、「相手を思いやる気持ち」「自分で価値を作るという行動」につながるのではないかと考えます。

自分子どもにも、早いうちからお金や投資について教え、お金に困らないようしていきます。

3「水平思考をアウトプットする」

水平思考とは何か、それは以前にブログに書きました。

好奇心の向くままに知識の幅を広げるメリット

私の解釈では、既存のものを見直して新たな価値を見出す考え方だと思っています。そのためには、様々なジャンルの知識を得ることが必要だと考えます。

そしてある時、ひらめきが起こります。一見関係ないようなものがつながって、新たなものの見方ができるようになります。

私も、茶の湯や伊坂幸太郎さんの小説など一見学校教育に関係ないようなものでも、考え方次第で活かせることを体験しました。

著者のさる先生も同じようなことをおっしゃっていたので以下に引用します。

ここで得たことは即座に教室で役立つことではないかもしれません。しかし、水平に読み進めて思考体力をつけていくうちに、不意にトンネルが見つかり、そこを滑って一気に目的へとたどり着くようなことがあります。

「さる先生の学校ゲームチェンジ」より

この文章を読んだ時に、「まさに!」と思いました。

私はまだまだ修行が足りませんが、このブログを通して好奇心のままに知識を身につけ新たな価値を生み出していきます。

そして、子どもたちにも様々なジャンルの本を読んだり勉強したりすることの楽しさを伝えていきます。

まずは、私が楽しんでいる様子を子どもたちに見せていきます!

そして、子どもたちが水平思考を使って表現できるように、様々な考えを認めていこうと思っています。やはり大切なのは、「優れ力」より「異なり力」ということですね。

以上が、「さる先生の学校ゲームチェンジ」から未来の教育を語る3つのポイントになります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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