『DIE WITH ZERO』を読んで行動すべき1つのこと

目の前の刹那的な楽しさを優先し、有り金をすぐに使ってしまう近視眼的な生き方はキリギリス型であり、ひたすら将来のために貯蓄に励み、人生の最後になって手つかずの金を大量に残してしまう慣性的な生き方はアリ型と言える。

『DIE WITH ZERO』より

『DIE WITH ZERO』という本を読みました。日本語訳だと『ゼロで死ぬ』になります。上の引用は本書の核となる考え方だと思っています。有名な童話あ「アリとキリギリス」

アリの勤勉さが教訓として印象に残ります。しかし、著者は問います。「アリはいつ遊ぶことができるのか?」と。確かにキリギリスのように遊んでばかりいては、生きていくことができません。

ただ、アリのように食料を貯めてばかりいると、遊ぶタイミングを見失ってしまいます。

一番いいのは、アリのように将来について見通しを持ち、キリギリスのように今を大切に過ごすというやり方です。なので、まずはアリのように今後の計画を立てなければいけません。

そこで、その計画を立てる際に役に立つ方法を本書から紹介します。参考になれば幸いです。

タイムバケットで後悔しない人生を作る

ではここで、人生の各段階の有限さを意識しやすくするシンプルなツールを紹介しよう。「タイムバケット」というツールだ。「自分は残りの人生で何をしたいのか」を。大まかな時間的枠組みの中で捉えることができる。

『DIE WITH ZERO』より

やり方は簡単です。

①死ぬまでにやりたいことをリストアップする。

例えば、

・インドにもう一回行く。

・家族でアメリカに行く。

・折り畳み自転車で、日本国内輪行の旅をする。

・パリのカフェに行って出会いを楽しむ。

・ソロギターでジブリの曲を弾けるようになる。

などなどです。

ポイントとしては、ここではお金のことは考えなくて良いそうです。

②それぞれのやりたいことを、実現したい時期のバケツに入れていく。

本書の具体例は5年おきに、それぞれのやりたいことをまとめています。例えば、30〜34歳のバケツに自転車校内輪行の旅を入れます。その一方で50〜54歳のバケツにはソロギターを習得することを入れます。

こうして自分のやりたいことを年代に分けて整理していきます。

こうやって整理していくと何が良いのか。それは、本当にやりたいことが分かり、それが適切な年齢を把握することができるということです。

例えば、75歳から折り畳み自転車で輪行しようとしても体力的にしんどいかなと思ってしまいます。また、インドへ行くのもまだ若いうちが良いのかなと思ってしまします。

逆にパリのカフェはもう少しあとでも良いかな。といった感じでやるべきことのタイミングが明確になります。

私も一度このタイムバケットを実践してみます。

そして、アリとキリギリスのいいとこ取りをしてできるだけゼロで死ねるように計画を立てていこうかと。

以上が、『DIE WITH ZERO』を読んで行動すべき1つのことになります。ぜひ皆さんもタイムバケットに取り組んでもらえたらなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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