88セミナーの感想、3つの気付き。

本日、初めて教育セミナーというものに参加しました。講師は、著書を読んだことのある松村さんとブログにも記事を書いたことがある土居さん、そしてスターバックスの人事部の下青木さんの3人です。

「教師のNG思考」不正解から学ぶべきこと

テーマは、「人材育成の在り方を考える」でした。私もそろそろ若手とは言えないような年齢になり、どのようにしたら若手が成長できるかという視点で聞きました。

私が感じたことや考えたことを3つにまとめてお話します。参考になれば幸いです。

1校内研究の話

校内研究とは、それぞれの学校でテーマを決めてそれに向けて授業実践を全教員で行うものです。松村さんは以前この校内研究の主任をやっていたそうで、その著書も読みました。

というのも、私は去年からその研究の担当をしており、何をもって良い研究なのかを模索していたからです。今回の松村さんの話を聴いて、2つのことを意識していこうと決めました。

1つ目は、「研究の協議会で一つの授業に対して多様な見方があることを知る」です。当たり前かもしれませんが、同じ授業を見ていたとしても観るポイントが違ったり、違うポイントが気になったりします。

そこで、校内研究の協議会で、グループで話し合う中でできるだけたくさんの人の考えに触れられるように、グループのメンバーをチェンジしていこうかと。

他の人と比べていくことで、自分の思考の癖に気付くことができれば更に良いですよね。

2つ目は、「研究を自分ごとにするために、研究の協議会のあとにフィードバックする時間を設ける。」です。

何のための研究か?

やはり普段の授業をより良くしていくというのが一つ大きなポイントだと思っています。なので、授業を見た人が、「良い授業だったなあ」で終わるのはもったいないと思います。

そこで、最後に自分自身の振り返りとして、今回の研究授業で「学んだこと」「明日からの授業にどう活かすか」という視点でフィードバックすることができるようにしていきます。

2同じものを見ていても景色が違う

先程の校内研究の話に重複しますが、同じ授業を見ていても見ているポイントは違います。そこで、何が違うのかをすり合わせることにより、相手の事をより理解することができます。

お互いの思考回路を共有して次の実践に活かすことが校内研究では大切なのだと気付きました。

普段の授業は先生同士が別の教室にいて、共有しにくいので校内研究は結構大事だなと。ちなみにスターバックスは同じ空間に従業員がいるので、そのような共有がしやすいそうです。

スタバではそれを「シェアードフィードバック」と言うそうです。学習者だけでなく指導者も振り返り、学習者は「なぜ?」を意識して話すことを意識するそうです。

スターバックスは。ドリンクのレシピなどのマニュアルはありますが、接客のマニュアルはないそうです。自分でその場に応じた対応をしなくてはならないのですが、そこで「なぜ」その行動をとったかを説明できることが大切だと。

それを意識することでより良い接客ができるのだと思いました。

すみません。少し話が逸れましたが、自分で考え相手と共有することを明日からでも意識していきます。

3相手の良さ・強みをフィードバックする

下青木さんによるとスターバックスでは、ちょっとしたチャレンジ、一歩を踏み出せない人が多くなっているそうです。

最近、スタバで47都道府県のフラペチーノのイベントが有りましたが、あそこまで大きな変化は求めていないと。自分が起点となって、小さくても変化を起こせると思える人を増やしていくことが人材育成で大切とのこと。

そのためには何が必要か。それはちょっとした変化を察知する観察力が一つです。例えば、褒めるときも相手をよく見て何を言われたら嬉しいかを考える。

そうすることで、相手は自身を持ってさらにチャレンジをしてみようかなと思うだろうなと。

また、相手の良さ・強みに気づかせることが育成には大切だと考えます。学校現場では、適切な行動が取れない時に指導することはありましすが、よい指導をしたときにはそこまで話すことがないと思います。

ただ「良かったね」以上!みたいな。正直放課後は時間がないのもありますが、何故良かったのかを説明することでその人の良さや強みが分かるのではないでしょうか。

当たり前のようにやっているけど、それは普通ではなくてすごいことなんだよと。

この内容は、今日のセミナーの中で一番響きました。早速二学期から実践していきます。

以上が、「88セミナーの感想、3つの気付き。」になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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