「カフェから時代は創られる」読書会の感想③

先日、読書会の3回目に参加してきました。今まで参加した記録のリンクを貼っておきます、よろしければお読みください。

「カフェから時代は創られる」読書会の感想②

「カフェから時代は創られる」読書会の感想

今回は、三回目ということで自分の中で今までの読書会で考えたことをまとめてみました。また、自分なのなかで新たな問いが浮かんできました。

例えば、「居心地のよいカフェとはなにか?」「逆に居心地の悪いカフェはなにか?」「カフェでなくても創造的な場が作られるのではないか?」ということです。

上記の問いを含め3回目の読書会で学んだことをまとめてみます。

1ひらめきを現実化することの難しさ

インスピレーションが多少神がかった力であるとするならば、それを現実化する行為は非常に現実的なものである。どんなにいいアイデアが思いついたところで、それを形にしたい本人にその能力がなければ、頭の中にあるイメージは決して他者には伝わらない。だからこそ、それを形にしたい者には高度な技術と実現させるまでの忍耐力が必要となってくる。

「カフェから時代は創られる」より

確かに、頭の中では完璧だと思っていたことでも実際にやろうとするとうまくいかないことはとても多いです。それを実現させるために必要な場所がカフェだったわけです。

この本を読んで意外だったことは、「偉大な人は規則正しい」ということです。朝からカフェで珈琲を飲んで頭がスッキリとした状態で作業することで、素晴らしい作品を世に出してきました。

また、カフェの同じ席に座り続けることで、「アトラクター」というカフェにおけるとても重要な役割を担うことができます。

そして、カフェにはその作品の受け取り手である先輩や後輩に恵まれています。そこから、他の場所にもその作品が伝わっていきます。

2カフェをはしごしたい

影山さんが言うには、一つの地域に2,3軒カフェがあるとはしごすることができていいのではとのことでした。確かに、はしごできるような素敵な個人経営がある地域はあまりないですよね。

読書会を行った胡桃堂喫茶店も、ちょっと道を挟んだところにはあるのですが、あまりはしごしてもう少し考えたり話したりということはできないですね。

わたしもいつかカフェをやりたいのですが、近所のカフェ経営仲間とゆるく繋がりたいなと思っています。

3「弱い結びつき」の強さ

ハーバード大学でネットワークについて研究をしたマーク・グラノベッターは、ある人が仕事を見つけるときに重要なのは、実は「弱い結びつき」であるということを発見した。彼は調査の中で、「ほとんどの人が、自分に直接的な閉じたネットワークの「外部」の人、つまり前の職場の同僚や大学の同級生など、たまにしか合わない人たちから情報を入手していた」と明らかにしている。彼はこの関係性を「弱い結びつきの強さ」と呼ぶことにした。

「カフェから時代は創られる」より

当時のパリのカフェではこのような弱い結びつきが頻繁にあったそうです。そのことが新たな仕事を生んだり、自分の作品が世に出るきっかけになったりしたそうです。

この「弱い結びつき」は今でもとても大切ではないかと思っています。特に、自分とは違った仕事に就いている方とゆるくつながることが必要なのかなと。

そうすることで、様々な場面良い効果を生みます。例えば、今の仕事では同じ価値観の人が概ね集まっていると思います。そこで、ゆるくつながっている他業種の方とカフェで話すことで、新たな気付きを得られのではないでしょうか。

また、異なるジャンルの人とゆるくつながることで、今の仕事から離れる際にも繋がりができるかなと考えています。いつどこでつながるかもわからないので、今のうちにたくさんのつながりを作っていきたいです。

以上が、「カフェから時代は創られる」読書会の感想③になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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